よくある質問をカテゴリー別に掲載しております。
263. お墓を継ぐのは長男だけですか?
お墓の承継人を決めるには以下の優先順位になります。
①遺言や被相続人の生前時の指名(口頭も可)
②①がなければその土地や家に代々伝わる慣習による(合意できれば)
③②もはっきりせず合意もできない場合は家庭裁判所の調停か審判によります。
ですので、被相続人の意思が明確ならそれに従うのが第一になります。特になければ土地や家に代々伝わる慣習によります。一般的にはここで「長男が相続」という結論が出ることが多いです。つまり必ずしも「長男が継がねばならない」ということはないのです。
296. お墓に相続税はかかりますか?
お墓の相続は、司祭財産の相続のため、税金はかかりません。ただし、相続前に工事依頼をし、全額支払いが終わっていない場合は、残金として取ってある分も財産とみなされ課税対象になります。また全部純金で作るなど著しくお墓の一般概念からずれていると、脱税工作とみなされ課税対象となることもあるようです。
307. 苑と園は何が違いますか?
諸説ございますが、塀や垣根のあるところは「園」、ないところが「苑」とよく言われております。
315. 誰がお墓を考えたの?
死者を埋葬して供養することは、約50~3万年前のネアンデルタール人にその起源はあるようです。人骨と一緒に花を埋めていた痕跡が見つかっているそうです。また、お墓として供養を行う起源としては、お釈迦様が亡くなる前に「私の鎖骨は、火葬にしてストゥーパ(塔)を作り、花や香をあげ 礼拝すれば、功徳がある」と言われました。この卒塔婆(そとうば)供養がお墓の供養の 始まりと『法華経』にあります。
316. 最初にお墓に入ったのは誰?
約6万年前にネアンデルタール人が行っていたのが最も古いと言われています。イラク北部の洞窟内で骨と一緒に花が添えられていた痕跡が発見されました。日本でといいますと、こちらは縄文時代の頃と言われています。当時は土葬が主流で穴に入るように遺体を曲げて入れ埋葬していたようです。
317. なんで石にしてるの?
石は耐久性の高い天然の素材で、夏には熱さ、冬には冷たさなど自然の中でぬくもりを感じさせてくれるものです。お墓は、末永く大切な家族を思う場所となるので、石の持つ永続性やぬくもりが人の思いと合っていたために石が選ばれたと言われています。
318. なんで石を売ってるの?
お墓を作ろうと思った時に大きな墓石を個人で調達しようとして、そうそう簡単にできるものではありません。いつでも良質なものをご提供できる、メンテナンスを含めてアフターフォローのできる様に、私共を含め墓石店は存在しています。
319. みんなお墓を持たないといけないの?
お墓は亡くなったご家族やご先祖様をお納めし、代々供養していくためのものです。
お墓を建てるということは、あの世における終の棲家を確保することです。
お墓の本質は、ご先祖様とお話できる大切な場所であり、代々続くご家族のつながりを確認できる場所です。私たちが心豊かに生きていくために必要なものです。
ですが、お墓を絶対に建てなければならない、持たないといけないという法律や義務はありませんので、絶対に持たないといけない訳ではありません。
320. 死んでから骨になるってどういうこと?
現在の法律では、一部許可の出ている地域を除いて、焼骨での埋葬が義務付けされています。お亡くなりになると葬儀の後に火葬場で焼かれることになります。ここで骨になるのです。土葬でいうとご遺体が朽ちて骨になり、土に還りますので、ここでも死後骨になるとも言えます。
321. お墓に入れるのはなんで骨なの?
日本では主に焼骨してからでないと納骨できない墓所が多いからです。土葬を行うことで疫病が発生するなど衛生的な観点上好ましくないこと、埋葬場所が莫大になり国土の狭い日本には向いていないこと、地下水を利用することが多いため衛生上精神上好ましくないことが原因です。また都市部では土葬ができる墓地がありません。土葬のできる墓地を作ろうとしても都道府県知事の許可がおりないためです。そのため必然的に火葬が必要になります。