よくある質問をカテゴリー別に掲載しております。
10. 一年間でのお参り回数は何回が良いですか。
お盆や春と秋のお彼岸や年末年始はやはりお参りされる方が多いですが、お参りの回数に決まりはありません。
毎週お参りされる方、月命日にお参りされる方、2~3か月に1回のペースでお参りされる方がおられます。
ご自身がお参りに行きたい時や、行ける時に仏様の供養や日常のご報告にお参りされてはいかがでしょう。
12. お墓の掃除は水をかけるだけでよいのですか。
水をかけるだけでは表面に付いたほこりや簡単な汚れしか落ちませんので、スポンジや布を使って優しく拭きながら汚れを落としましょう。最後に乾いた布で水分をきれいにふきとります。
18. 沖縄のお墓の形と本土のお墓の形は違うんですか。
沖縄のお墓は小さな家くらいある大きさのお墓が多いです。
最近では本土のようなお墓を建てられる霊園も増えてきましたが、代々続くお墓は家のような構えをしています。
理由は、葬送の違いにあります。沖縄は古来「風葬」が行なわれていました。風葬とは遺体をそのまま放置しておき、自然に任せる葬送を言います。もちろんむき出しで置いておくのではなく、遺体の周りに石を積み上げ遺体を囲います。それが発展して家形式になっていったのでしょう。
また沖縄は父系つながりで親族がグループ分けされます。お墓にもそのグループ(一族)用のお墓ということになります。お墓にはそのグループの人たちのお骨が入りますので大きなものになります。
また、お墓を作る際にはそのグループでお金を出し合うので大きなものが作れるということもあるようです。
24. 供養してくれる後継ぎがいなくなったらどうしたら良いのですか。
もしかすると親類の方でお墓を継いでくれる方がいらっしゃるかもわかりません。
例えば嫁がれた娘様、またお孫様などが姓が違っても、両家の姓の文字を刻む「両家墓」といわれ近年増加しています。
どうしても継ぐ方がおられない場合、お墓を撤去し、霊園内の合祀(ごうし)墓に納骨できるところもございます。
26. お参りはいつといつ行けばよいのですか。
みなさまよくお参りされるのが「お彼岸」「お盆」「お正月」です。やはり帰省のタイミングになるとお参りの方が増えます。
しかし、実際はいつ行っても構わないものです。
月命日ごとに来られる方、毎日来られる方もおられます。
そのほかには、進学・進級・就職・結婚・出産などお祝い事のご報告、親戚・知人などのご不幸のご報告、相談事をしにこられる方もおられます。
27. 夕方にはお墓に行かない方が良いのですか。
夕方のお参りでよくないとされている理由は、一日の予定の中でご先祖様の供養を後回しにしていると受け取られるため、または夕方は薄暗く掃除もしにくく足元も見えにくく転倒する危険があるためです。
午前中にお参りできれば理想ですが、どうしても都合がつかない場合は、お墓参りを次回に見送りするよりは空いている時間帯にお参りに行くほうがずっと良いです。
大切なのは供養する気持ちですので、ゆっくりと向き合う時間を作れるのが一番です。
30. お墓参りの仕方や方法は宗派によって違うのですか。
お墓参りの仕方については、墓地に着いたら、まず手を洗い清めます。
そして、手桶に水をくみ、お墓に向かいます。
お墓の前に着いたら、合掌礼拝してから掃除を始めましょう。
掃除が終われば、お供えをします。
果物やお菓子などの食べ物は、半紙を折って墓石の上に置いてお供えします。
お花は、対の花立にお供えするのが理想ですが、一つの場合は墓前に向かって左側に供えます。
宗派によって、数珠の使い方やお供えするお線香の本数(本数天台宗・真言宗は3本、禅宗は1本または2本、浄土真宗は1本を折って横にします。)など違いがありますが、決まりのない宗派もあります。
正しいやり方でお参りしたいという方は、菩提寺のお坊さんに尋ねると良いでしょう。
お墓参りでは、供養するお気持ちが大切なので、あまり形式にこだわる必要はないかと思います。
53. 性根抜きの必要性
お性根抜きは魂抜きともいいます。納骨の際に魂入れを行っており、私たちはお墓にご先祖様の魂が宿っていると信じているからこそ普段手を合わせます。そのため、動かしたり処分する際にはお性根抜きは必要であると考えます。
54. 生前の建墓と魂入れの時期
生前建墓されたお墓の場合、すぐに魂入れをする必要はございません。一般的には、先々で納骨法要と一緒に行うことが多いです。先祖供養を兼ねて手を合わされたい場合など、納骨がなくとも魂入れをされる場合もあります。
56. お墓の建立と納骨を同時に行う場合は、お祝い事?仏事?
仏事の側面が大きいと言えるでしょう。
本来、お墓の建立はお祝い事として、めでたいこととされております。
しかし、ご納骨を伴う場合は、大切な方を亡くされておられるご家族様にとっては、悲しいことなので、故人様をご供養されるお気持ちの方が大きいので、仏事の側面が大きいと言えるでしょう。