よくある質問をカテゴリー別に掲載しております。
12. お墓の掃除は水をかけるだけでよいのですか。
水をかけるだけでは表面に付いたほこりや簡単な汚れしか落ちませんので、スポンジや布を使って優しく拭きながら汚れを落としましょう。最後に乾いた布で水分をきれいにふきとります。
17. 沖縄ではなぜお墓の前でご飯を食べるんですか。
沖縄には、清明祭(シーミー)という文化があります。
「清明」とは中国から伝わった「二十四節気」の一つで、新暦の4月5日頃の「清明入り」から、二週間の間に行われる祖先供養の行事です。
家族、親戚で先祖が眠るお墓へ行き、墓庭を掃除しお供え物を準備したら、お墓の前で全員で食事をするのが一般的です。
沖縄ではお盆とお正月と並ぶ盛大で重要な行事だそうです。
土地の神様に墓が無事に何事もなかったことを感謝した後に、先祖の供養を行い、親戚一同が顔を合わせて仲良く団欒を過ごす様子は、先祖もそれを見て喜ぶのではないかと言われているようです。
51. 墓石から考察する、その地域の特徴は?
形について。関東や九州は壺のまま収めるのが主流なので壺を入れられるよう納骨室の入り口は大きくなります。置き場所(納骨室)が地上・地下のどちらのタイプもありますが、壺で納められるよう御影石を用いて堅固に作られています。東北や関西は骨を壺から出して「土に還す」ことに主眼をおきますので、お骨を地面に直接置けるようにするために地下に納骨室を作ります。納骨室へはお骨を手で入れるだけなので入り口は小さくて済みます。
色について。西日本で算出される石材は白系統の石が多く、外国産がなかった時代は地元の石を使用していたため、西日本の方は白系の墓石に馴染みがあるのだと思われます。逆に東日本で算出される石は(白系も算出されますが)黒系統を利用することが多かったので、黒系の墓石に馴染みがあるのだと思います。
70. なぜ(神戸大霊苑は)動物は一入れないの?
どなたにも気持ちよくお墓参りしていただける環境が整っていないからです。ペットを飼っておられる方にとっては、ペットは家族同然で、家族と同じお墓はいることは当たり前のことかもしれません。私もその気持ちはわかります。ですが、ペットを飼っていない方や動物が苦手な方はどうでしょう。自分が眠る場所の隣に動物が眠っていることを良く思わない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
皆様に気持ちよくお墓参りして頂くためには、ペット専用墓域やペットと一緒に入れる墓域など決められた場所があれば良いと思うのですが、現在のところ神戸大霊苑にはありませんのでペットのご納骨はして頂けません。
194. 同じ日本なのに、各地方で埋蔵する骨壷の大きさや納骨方法が違うのはなぜ?
この問題にはベストアンサーがございません。
527. お墓参りの作法や決まりはあるの?
お墓参りでは宗教的な違いは多少あります。
お掃除をするのは皆さん一緒ですが、仏教ではお花・お線香・お供え物をしてご供養を行います。
神道では榊・ロウソクでご供養、キリスト教では皆さんの献花のみで供養、などです。
ただ根本的にはご先祖の供養を行う気持ちを持つことが一番の作法かと思います。
541. なぜ、関西方面は骨壷が小さいのか関東は大きいに
お骨を拾う時の習慣のちがいで、西では喉仏を中心としたところだけを拾うという慣習があり、残った骨はお墓に埋葬されたり、本山に納骨されたりすることが多いようです。東では、全部の骨を拾って骨壺に納める慣習があるため骨壺の大きさに違いがあります。
543. 関東は目地幅が大きいが関西は目地が少ないのか
目地は石材と石材のつなぎ目から水やほこりの侵入を防ぐとともに、接着の補強としての効果があります。関西では隙間ができるだけできないようにするのが良いとされ、目地が細くなっています。
632. 納骨時、骨壺のまま納める地域と袋にお骨を入れて納める地域があるのはなぜ?
諸説ありますが、明治期の法改正と分骨のある地域との違いと言われています。
まずは、明治時代に火葬禁止令なる法令ができましたが、土葬の問題点から2年後に廃止されたそうです。その廃止時にすべてのお骨を持ちかえるように通達があり、関東はそれに従ったため、全骨になったといわれています。もう一つは関西は浄土真宗などが盛んな地域であり、京都などに分骨する習慣がありました。これは現在でも西日本は分骨できるように骨壺を分けられています。また九州地方は遺体の腐敗などもあった為、葬儀前に火葬することも全骨の要因の一つと考えられます。
分骨地域は壺から出すことが多く、全骨はすべて入れることが多い様です。