よくある質問をカテゴリー別に掲載しております。
589. 自分でデザインしたお墓は立てれるの?
デザインしたお墓を作ることは可能です。
ただしお墓の専門家から見て、単にデザインしたものはお墓に似つかわしくないことが多く見受けられます。
また紙上と石での実現で無理があるものもありますので、デザインをもとにしてご提案させていただく方がよろしいかと思います。
592. 耐震ってどうなってるの?
お墓の重さは数百㎏から1tほどありますが、重さだけでは耐震性のあるものとは言えません。
また、耐震ジェルや耐震ボンドで耐震施行をしているお墓もありますが、大震災規模の地震となると効果はないでしょう。
一番安全なのは、硬い岩盤のしっかりとした地盤の場所にお墓を建てることです。
593. お墓の方角はどれがいいの?
特に決まっていることはありません。
ただ、よく東向きや南向きがいいと言われることがあります。
浄土系の宗派では西方浄土といって仏様は西におられるとされています。
西に向って拝むのためにお墓を東向きに建てるということにはなります。
また、一般的に東向き・南向きは日中に太陽の光がよく当たります。
日当たりがよく湿気の少ないところということで好まれる傾向にあります。
しかし、それも場所によりけりで、必ずしも東・南向きが日当たりがよいとは限りませんので、気にしすぎないほうがよいかと思います。
594. お骨って何体入るの?
関西圏では一度に入れるとすれば10人程度のお骨が入るとおもいます。(実際はそんなことありませんので上限はありません)
納骨方法が壺ごとなのか、壺から出すのかにもよりますしサイズにも関わりますが、近代のお墓は納骨室がしっかりと確保されているため、上限というものはありません。骨壺が何個置けるかは地域・サイズにより異なります。おけなくなった骨壺も、石塔の中の土の部分にあけてきますので、おはかに納骨の上限はありません。
596. 時計とかを入れるにはどうしたらいいの?
高価なものではないようでしたら弊社では『想い出ボックス悠(はるか)』というのを取り扱っております。
写真など亡くなられた方の想い出の品を入れておくボックスで鍵をかけることが出来ます。
是非ご利用くださいませ。
599. お墓はどれぐらいもつの?
お墓の石にも種類がたくさんございますが、良い御影石ですと100年以上は問題ありません。
お墓の耐久年数は、墓石と言うよりは周りの環境が大事になるかと思います。
寒い冬にお墓が凍結しますと膨張でヒビが入ったり、凍結が原因でお墓が動いたりします。
他には据え付けの問題です。
基礎工事が行われていない場合は、お墓が傾いたり沈んでしまったりします。擁壁の近くや埋め立てた土地などでは、キッチリした工事を行っていても地盤は動きます。
早いところでは10年も経つとお墓が傾いている事が分かります。
しかし、元来お墓はそういう物です。
近年では耐震工事が進み基礎もしっかりしていますが20年~30年前までは基礎工事も当たり前ではなく、傾いたお墓を見かける事は珍しくありませんでした。
609. 自分の家にお墓を建てる方法は?
お墓の管理については、墓地埋葬法により都道府県知事の定める墓地に限るとされています。
墓地の運営や管理の許可を受けられるのは、宗教法人、公益法人、地方公共団体に限定されるため、現在は個人で墓地を持つ事はできません。
たとえ自分の土地であっても、自宅の庭や裏山などにお墓を作ることはできません。
614. 石以外のお墓ってあるの?
石でできているものが主流ですが、木でできているものもありますし、土で出来ているものや、最近ではガラスなどで出来ているものもあります。
ただし、土でできているものや、木でできているものは、お墓の一部の役割を持っていることが多く、それだけではお墓と言えない場合もあります。
「木」で出来ているお墓は、一時的なものとして使用されることが多いです。加工のしやすさがあり昔はまず「木」にて墓標をたて、埋蔵をしていたようです。耐久年数は低いため、木の墓標は定期的な立て直しが必要になります。しかし現代では国産木材の高騰などもあり、年々減少傾向にあります。また土葬がなくなり、火葬ばかりになった為、慌てて埋葬する必要がなくなった為、一時的に木材にお金をかけずに、最初から石塔の建立が主流になったことも要因だと思います。
「土」で出来ているおはかは土葬の時代に「埋め墓」として主流でした。(ただし、別に石塔の「詣り墓」にお参りをします)田舎のほうに行くとまだ土葬の名残があり、土が山盛りになった「墳墓」をたまに見かけることがあります。現在では火葬が主流になった為、あまりなくなりました。コストが低く見え簡単そうですが、手間が一番かかることと情報の伝わりにくさ(ここがお墓なのかわからなくなる。確実にお墓とわかる土のお墓(墳墓)は非常に広大になります)などから、近年でみるのは石碑の横に納骨用の墳墓ぐらいしか見なくなりました。(それでも広い土地が必要です)
その他あまり日本にはありませんが「コンクリート造」のお墓もありますが、これは集合墓地の場合が多く代々のお墓ではなく年数制限があったりすることもあるようです。コンクリートは石に比べ耐久性も低いのですが(コンクリート建造物の耐用年数が50年と言われています)、個人用集合墓の為恒久的なお墓としては考えていません。また、その国の宗教などにもかかわってくるので、もっといろいろあるかもしれませんね。
621. 石を何段も積み重ねているのはなぜ?
棹石を天とみたてています。
そして、二段目の台石を人、さらに下の台石を地とみたてています。
つまり、お墓の形は天・地・人の3つにみたてているという意味があるのです。
従来からの縦型のお墓はこのような意味が含まれているのですね。
また、上の天は、人体を表し、健康・家庭円満を表しています。
人は、動産を表し、家業・事業の安泰などを表しています。
地は不動産を表し、財産の維持を表しているのです。
622. お墓の向きって決まってるの?
お墓を建てる向きに決まりはありませんが、一般的には東向きが良いとされています。
東向きは、日当たり風通しが良いとされています。
また、仏教では「西方浄土」で仏様は西にいるとされているので、拝む時に西向きになるようお墓は東向きに建てるのが良いようです。