よくある質問をカテゴリー別に掲載しております。
562. みんなお墓の形が似ているのはなぜ?
和型は地域によって多少の違いがありますが、仏舎利塔や五輪塔が簡略されたものですので、形状が似ています。
洋型はオリジナルを除き、霊園のデザインがある程度決まっているために似ているものが建ちます。
また傾向として自分だけ異質な形状を好む方は少なく、似た形が並んでいく傾向があります。
563. 最近は屋内のお墓もあるけど故人にとってはどっちの方がいいの?
最期は土に還る、ということを考えると自然に囲まれ、太陽や雨風に触れるというのも、仏様には必要かと思います。コンクリートに囲まれたひんやりした場所では、かわいそうになります。
564. お墓はどの方角を向いている方がいいの?
特に決まっていることはありません。ただ、よく東向きや南向きがいいと言われることがあります。
浄土系の宗派では西方浄土といって仏様は西におられるとされています。
西に向って拝むのためにお墓を東向きに建てるということにはなります。
また、一般的に東向き・南向きは日中に太陽の光がよく当たります。
日当たりがよく湿気の少ないところということで好まれる傾向にあります。
しかし、それも場所によりけりで、必ずしも東・南向きが日当たりがよいとは限りませんので、気にしすぎないほうがよいかと思います。
567. 分骨って何?
「分骨」とは、文字通り“お骨を分けること”を意味する言葉です。亡くなった方のご遺骨の一部を取り分けることを言います。
近年多くなっているのが、手元供養のために分骨されるようです。
569. お墓を建てるならどんなところがいいの?
費用や環境、サービス、管理状況など様々な良い条件があると思います。ですが、一番大切なのは定期的に手を合わせることができる所であることです。
570. 家に庭があるけどお墓を建てて良いの?
お墓の管理については、墓地埋葬法により都道府県知事の定める墓地に限るとされています。
墓地の運営や管理の許可を受けられるのは、宗教法人、公益法人、地方公共団体に限定されるため、現在は個人で墓地を持つ事はできません。
たとえ自分の土地であっても、自宅の庭や裏山などにお墓を作ることはできません。
572. お墓の中には何が入っているの?
お墓の中には、カロートと呼ばれる納骨室があります。カロートの中には骨壺や、骨壺から袋に移した状態で遺骨が納められています。
574. 大理石のお墓ってあるの?
大理石でお墓を建てる方もおられるようですが、建立当初こそキレイですが、風雨にさらされていくうちに劣化が早く進みます。
表面の磨き加工もすぐ取れてしまいザラザラになってしまいます。
お墓は長く外に置いておくものですからできれば大理石のような耐久性のない石は頻繁なメンテナンスが必要になってまいります。
なお、大理石というのは日本では高級な石の印象がありますが、本場のイタリアやギリシャでは一番安い石です。古代の神殿などによく使われれているのは、身近で手に入りやすい安価な石だからです。当初日本に入ってくるときにあえて「高級材」としてアピールしたものですから、日本では「高級石材」のイメージがついてしまい、本来もっと安く仕入れられるものなのに高額になってしまっているのが現状です。
品質と価格が折り合っていない石だと言えます。
575. コンクリートのお墓ってあるの?
沖縄では家形墓が多いですが、古くから家形墓にはコンクリート墓があるようです。御影石に比べ耐久性では劣るが、昔ながらのコンクリート墓の形態を好まれる方や、予算を抑えたい方に選ばれる事が多いようです。また、限られた作業スペースでも工事が可能なため、御影石を運搬できない場所に墓地がある場合などに最適とされています。
577. 石のお墓は何年でももつの?
品質によって違いがありますが、国産石材であれば150~200年は持つといわれています。しかし中国製など外国産の石は、日本国内で墓石として使用されはじめてから20数年しか経っていないため、日本の気候風土の中で何年持つかはハッキリとはわかりません。