よくある質問をカテゴリー別に掲載しております。
373. お墓はどこでも建てていいの?
原則として自治体が許可を出している墓所にのみお墓は建てられます。都道府県や市営もしくは宗教法人、公益法人が運営している墓地での建墓になります。一部、現在の法律施行以前に墓地として認められた、自治会墓地や個人所有地の墓地も存在しますが、外部の方がお墓を建てることはできません。
374. お骨をずっと家に置いてたらダメなの?
お墓は名義人様がいて、その方が管理料負担を行っていることが使用権存続の条件になります。
名義人様が亡くなったのちに新たな名義人様が承継しない、管理料の未納が生じているといった場合には、使用権を放棄されているとみなされてしまいます。
つまり、お参りする人はいるけど、名義人が不在の場合でもお墓は無縁状態になっているのです。
その場合は管理者が園内該当墓所内で告知をするとともに、官報に使用者不在のお知らせを乗せ、一定期間を領した後に返還処理を行います。
その後は霊園にもよりますが、合祀等の永代供養になるはずです。
ただし、当霊園にはその施設・規則はありますが、全く用意のない霊園もありますので、処理のされ方は霊園ごとにお尋ねください。
375. 両親が70代で自分たちが40代で子供がいないんですがお墓はあったほうがいいんですか?
お墓を継承する方がいない場合は、その方に代わって、寺院などが永代にわたり供養・管理をするお墓があります。
永代供養墓といわれますが、同じ納骨堂に納骨されることから、合祀墓とも呼ばれます。
お墓は、その人が生きた証でもあります。また人には拠り所が必要と考えられます。
近年お墓の形態も多様化してきていますので、あらゆる角度から考え、納得のいく結論を出されるのがいいと思います。
376. 昔、親の兄弟と共同でお墓を建てたのですが、そこに自分たちも入ることはできますか?
名義人が誰かによります。
お墓は共同で建てても権利は名義人一人のためです。
ご両親のいずれかが名義人であれば、許可がいただけるので入れます。
もし親の兄弟が名義人の場合、兄弟の許可が必要です。しかし承継する権利は兄弟のお子様になります。
ゆくゆくはお子様の管理料負担となり、そのお子様の心理として、費用負担しない従兄弟のあなたを何のためにお墓に入れてあげるのでしょう。
たとえ管理料を分担するとしても、経済状況も違いますし、ずっと気を使いながらお墓に入りますか?
さらにお子様にも遺言としてお墓を使わしてもらってるから、と説明できますか?
基本的には別の家で一つのお墓を使うのはお薦めしません。
377. 子供が女の子しかいないのですが、自分たちのお墓を建てても大丈夫なのでしょうか?
両家墓も可能なので、近年は2世帯の形のお墓が増えてきました。
2世帯のお墓自体は、実は昔から珍しいものではありませんでした。違うのは一つの区画の中に別の石で建てていたのが昔の主流で、現在は同じお墓の中に入られるのが主流になってきていることです。少子化でお悩みのご相談はやはりあります。しかし、わたくし共にご相談される方というのは「お墓を建てたいけれど、娘だけだから何か方法はないか」と思いご相談されて来られる方がほとんどです。その際両家墓のご説明をさせていただくと非常によろこんんでいただけます。安心してご相談ください。
378. 母方のお墓が遠方にあり、お参りが大変になってきました。なにか良い方法はありますでしょうか?
お墓の引っ越しをしましょう。
お墓の引っ越しというと大まかに2つ考えられます。一つはお骨の引っ越し、もう一つは石のお墓も含めた引っ越しになります。
まずお骨の引っ越しですが、比較的簡単にできます。必要なのは各市町村に改葬許可書を出してもらうのですが、手続きは比較的簡単にできます。聞いたことのない名称ばかりで不安になる方がいらっしゃいますが、不安ならば移設先の石材店などに手伝ってもらいましょう。
問題は石のお墓の引っ越しです。これは移設先の霊苑で禁止されている場合もあるため、移設は霊苑の条件によります。霊苑によっては石塔のサイズなどを制限している場合などがあり、周りの使用者の為に禁じている場合などがあります。またお石塔のサイズは地域差がかなりあるため、そのまま持ってこられなかったりもあります。
例えば富山などはお墓が非常に大きく、大阪や名古屋などの霊苑には物理的に区画の中に入りません。逆だと小さすぎるという問題もあります。また、海を渡るとなかなか運搬費がかさみすぎる為、現実的ではありません。勘違いされるのが、「田舎のお墓を持ってくるのだから都会にお墓を建てる時にお墓のお金はかからない」と言われることがあります。これは大きな間違いで実際にはお墓を解体する作業もありますし、運搬費用もかかりますし、またそれを設置工事をするためにまず再度加工しなおしてから設置工事にかかります。
「移転費っていくらぐらいなの?」と言われても、霊苑までの距離、石塔のサイズ、区画の大きさ(1日で終わるのかどうか)、現地の車からの距離(そこまで運搬機械や移動式クレーンなどが運べるかどうか)などにも関わってきますので、場所やサイズ(出来れば細かい寸法などがあるとなおよいです)などの情報をもって相談するとよいと思います。場所によっては現地まで行きますのでお気軽にご相談ください。
367. ペットのお骨をいっしょに埋葬したいのですが可能でしょうか?
霊園によって異なりますが、多くの霊園は一緒に入る事は難しいようです。
開園当初からペットとお墓に入れる霊園は問題ございませんが最初から一緒に入れない霊園は途中から変更する事が難しくそのまま一緒に入れないと言う事になっています。
しかし、新しい墓所の区画を作る時に「ここの区画はペットと一緒に入れるお墓」と、宣伝している霊園もあります。
まずは、霊園にご相談する事をお勧めします。
385. お墓になぜ納骨するのか
実は、納骨しないお墓もあります。お墓を二つ用意する方法です(両墓制といいます)。人里離れたところにお墓を建て埋葬するだけのお墓(埋め墓)、お骨を入れずお墓参りをするためのお墓(詣り墓)です。これは土葬が主だった頃、人家の近くに遺体が土に埋められることによる不衛生さを避けるために考えられたシステムのようです。火葬が主流になった現在はあまり行なわれなくなりました。
どちらにせよ、人は亡骸(なきがら)を葬るところが必要で、亡骸に詣でたい気持ちがあるので、お墓というものをつくり、納骨をするのですね。
370. お墓を建てる際には地鎮祭はするべきなのか
霊園などではほとんど行われていませんが、一部のお寺様や地域では今でも行われているようです。
もともと地鎮祭は神道で行われる物ですので、仏教のお墓ではあまりないようです。
397. 墓石の色は何がいいのか
何色が良いというものではありません。石の色は白系・青系・黒系と呼ばれるものと緑や赤などといった独自の色を持ったものに分かれます。墓石材として使用できる石の種類は、国産材・外国材を含めると200種類以上あるといわれています。色や品質でご満足いただけるものでお選びください。