よくある質問をカテゴリー別に掲載しております。
338. お墓の前での飲食はどこまでOKなの?
特に決まりはありません。
ただ、節度を持って、他のお参りされている方に迷惑にならないように配慮が必要と言えます。
ちなみに、おせち料理がもとは“お節供(おせちく)”といわれ、神様と食べる料理を指したように、神様や仏様と一緒に同じ物を食べる習慣は古くからありました。
飲食のお供え物を下げ、墓前でいただくのも一つの供養の方法といえます。
特に缶入りの飲料は、そのまま置いておくと錆びて墓石を傷める原因になるので、開けて供えた後は、その場でいただくか持ち帰ることをおすすめします。
341. 管理費を払わないとどうなるの?
お墓は名義人様がいて、その方が管理料負担を行っていることが使用権存続の条件になります。
名義人様が亡くなったのちに新たな名義人様が承継しない、管理料の未納が生じているといった場合には、使用権を放棄されているとみなされてしまいます。
つまり、お参りする人はいるけど、名義人が不在の場合でもお墓は無縁状態になっているのです。
その場合は管理者が園内該当墓所内で告知をするとともに、官報に使用者不在のお知らせを乗せ、一定期間を領した後に返還処理を行います。
その後は霊園にもよりますが、合祀等の永代供養になるはずです。ただし、当霊園にはその施設・規則はありますが、全く用意のない霊園もありますので、処理のされ方は霊園ごとにお尋ねください。
348. 墓地内から生えてきた木は切らない方がいいの?
大きくなりすぎるもの、太く根を張るようなもは、お墓の傾き、倒壊につながる危険性があります。また、根を張るものは石碑や外柵を割ってしまうことがあるので、早めに処分した方が良いでしょう。
359. お墓は建てないといけないの?
必ず建てないといけない決まりはありません。
ですがお墓は精神的な象徴のようなもので、今ある自分がいるのはご先祖様がいてそのおかげで自分が存在しています。
お墓はご先祖様に感謝の気持ちを伝え、また自分の近況を報告するなどご先祖さまと語りあう場所です。
また、家族や親族が集まり思い出話をして絆を深めたり、供養の大切さを子孫代々伝えていく場所であります。
そして、清々しい気持ちになり、明日への元気をもらえる場所だと思います。
360. お墓はどこで建てればいいの?
公営霊園・民営霊園・寺院墓地などがあります。お墓に何を求めるかでも選ぶお墓は違ってきます。最終的に決める基準としては、アクセス、管理体制、環境、価格、広さなどが求められています。
361. お墓を建てるなら、何から始めればいいの?
お墓の建立は家電や車を買うのとは少し違います。
お墓を建立してしまいますとお墓は移動できませんので、不便な場所や施設が充実していないところで購入すると、後悔してしまう事になってしまいます。
ご家族のお住まいやお仕事の場所などから、便利な霊園をお選びすることをお勧めします。
まずは霊苑を決めて、ご見学されてはいかがでしょうか。
お墓は購入する事が目的ではなく皆様がお参りして集まる場所です、広さや石の種類など決める事はたくさんありますが、この霊園選びが最も重要です。
367. お墓って形が決まっているの?
霊園のような墓地では特に決まっていません。
基本的には和型(昔ながらの縦に長い形)・洋型(背が低く横に長い形)に分かれます。和型の中でも高級型があったり、宗派によって異なる形状(五輪塔や神道式など)をしているものもあります。
洋型ではオリジナルのデザインを採用される方が多くなっています。
ただし、寺院墓地や特定の宗教霊園では、形に制限があることもあります。
368. お墓がない人っているの?
先祖のお墓はあるけど、分家の自分はお墓を準備する必要がある方は多くいらっしゃいます。また、後を継ぐ方がいないので、お墓という形にとらわれたくないと、お墓以外の供養を考える方もいらっしゃいます。
370. お墓に納めたお骨はどうなるの?
火葬してあるお骨は、時が経つにつれて粉々に崩れて灰状になります。木綿でできた納骨袋などで土の上に置かれた状態ですと、徐々に土に還っていきます。
371. お墓参りしないとどうなるの?バチが当たるの?
お墓参りをしないからご先祖様が怒って悪いことが起こるとか、お墓参りをしたからご先祖様が喜んで良いことが起こるとかそういうわけではなく、お墓参りをする事によって、自分の気持ちが落ち着き、ゆとりができて物事が良い方向に向かうのです。