よくある質問をカテゴリー別に掲載しております。
12. お墓の掃除は水をかけるだけでよいのですか。
水をかけるだけでは表面に付いたほこりや簡単な汚れしか落ちませんので、スポンジや布を使って優しく拭きながら汚れを落としましょう。最後に乾いた布で水分をきれいにふきとります。
13. お墓の由来はなんですか。
死者を埋葬して供養することは、約50~3万年前のネアンデルタール人にその起源はあるようです。
人骨と一緒に花を埋めていた痕跡が見つかっているそうです。
また、お墓として供養を行う起源としては、お釈迦様が亡くなる前に「私の鎖骨は、火葬にしてストゥーパ(塔)を作り、花や香をあげ 礼拝すれば、功徳がある」と言われました。
この卒塔婆(そとうば)供養がお墓の供養の 始まりと『法華経』にあります。
14. お墓の場所は引っ越しできますか。
お墓の引っ越しを改装と言いますが、お墓を移す場合とお骨だけをを移す場合と2種類あります。
・お骨を移すために必要な事。
まずは移転先になる霊園とお墓を決めます。
お墓が決まりましたら、現在のお墓がある霊園と霊園のある役所に行く必要があります。
・役所では
新しくお墓を建立する霊園に改葬許可書を提出するため、改葬許可申請書を提出します。
この申請書は役所によって書式が違う事がありますが、必要事項に書き込みを行い役所に提出しますと、改葬許可書を発行してくれます。
(この申請書にお骨の行き先を記入しなければいけない事が多く、先に次の霊園とお墓を決めておく必要があります)
・現在のお墓がある霊園では
お骨の移す事を伝え、お墓の処分について相談します。
お墓を撤去するには費用がかかりますので、お見積もり取っていただきお骨上げを行います。
新しい霊園で改葬許可書とお骨を持参し、建立したお墓にご納骨を行います。
・石碑を移すために必要な事。
お墓の引っ越しができる霊園で墓所を購入します。
霊園によって移設を受けていない霊苑、受け付けてはいますが場所が指定されている霊園などがあります。
・現在のお墓のある霊園で移設に必要なお見積もりをいただきます。
この見積もりは霊園の指定石材店にお願いしますが、指定された石材店がない場合は地元の石材店にお願いします。
・全てのお見積もりが出ましたら日程の打ち合わせを行いお引越しですが、地域や墓所の立地によっては非常に高額な費用になったり難しい作業で無事に引っ越しできるか不確定な場合もありますので、想い出のあるお墓かもしれませんが、新しく購入する事もひとつかと思います。
15. なぜ日本は火葬して骨をお墓に入れるのですか。
土葬を行うことで疫病が発生するなど衛生的な観点上好ましくないこと、埋葬場所が莫大になり国土の狭い日本には向いていないこと、地下水を利用することが多いため衛生上精神上好ましくないことが原因です。また都市部では土葬ができる墓地がありません。土葬のできる墓地を作ろうとしても都道府県知事の許可がおりないためです。
そのため必然的に火葬が必要になります。
18. 沖縄のお墓の形と本土のお墓の形は違うんですか。
沖縄のお墓は小さな家くらいある大きさのお墓が多いです。
最近では本土のようなお墓を建てられる霊園も増えてきましたが、代々続くお墓は家のような構えをしています。
理由は、葬送の違いにあります。沖縄は古来「風葬」が行なわれていました。風葬とは遺体をそのまま放置しておき、自然に任せる葬送を言います。もちろんむき出しで置いておくのではなく、遺体の周りに石を積み上げ遺体を囲います。それが発展して家形式になっていったのでしょう。
また沖縄は父系つながりで親族がグループ分けされます。お墓にもそのグループ(一族)用のお墓ということになります。お墓にはそのグループの人たちのお骨が入りますので大きなものになります。また、お墓を作る際にはそのグループでお金を出し合うので大きなものが作れるということもあるようです。
20. 建物の中にあるお墓ってあるんですか。
あります。コンクリート構造物の中に石の石塔が建てられているものもあります。
メリットとしては天候に関係なくお参りができることですが、デメリットが多くあまり一般的ではありません。(デメリットとしては都心にあるため、コンクリート構造物を立て直す際に、中に建立されている石のお墓を一時保管しておくことが難しい。埃の問題など)
過去に一時的に増えるかと思われましたが、結局増えることはなく、現在に至っています。
25. お墓の建て替え時期はいつくらいですか。
お墓の石にも種類がたくさんございますが、良い御影石ですと100年以上は問題ありません。
お墓の耐久年数は、墓石と言うよりは周りの環境が大事になるかと思います。
寒い冬にお墓が凍結しますと膨張でヒビが入ったり、凍結が原因でお墓が動いたりします。
他には据え付けの問題です。
基礎工事が行われていない場合は、お墓が傾いたり沈んでしまったりします。擁壁の近くや埋め立てた土地などでは、キッチリした工事を行っていても地盤は動きます。
早いところでは10年も経つとお墓が傾いている事が分かります。
しかし、元来お墓はそういう物です。
お墓に違和感を感じたら、石材店にご相談下さい。
28. 永代供養の内容と費用について教えてください。
永代供養とは、本来は、子々孫々の代まで先祖を祀り供養することです。
しかしながら、現代では多くが墓園業者や寺院の営業用語として使われ、広告に永代供養を謳うものが多いが、「永代」という言葉の使用による誤解からトラブルが発生するおそれが多くなってきております。
墓園や寺院によって、永代供養の内容も様々で、永代のものもあれば、期限付きのものもあります。また、永代供養にかかる費用は、基本的な料金が10万~150万円、中にはそれ以上と、預け先により様々です。基本料金が50万円未満のところも多いようですが、追加費用がかかる場合もあります。
したがって、内容や費用はよく確認された上で、ご検討されることをお勧め致します。
31. お墓は何年もちますか。
品質によって違いがありますが、国産石材であれば150~200年は持つといわれています。
しかし中国製など外国産の石は、日本国内で墓石として使用されはじめてから20数年しか経っていないため、日本の気候風土の中で何年持つかはハッキリとはわかりません。
32. 一つのお墓に何人は入れますか。
物理的にはお墓の大きさやカロートの大きさで限りがあります。
最小4体~最大12体程度の開きがあります。
ただしどの大きさのお墓でも、カロート内部に土のスペースを設けていますので、古い方から土に還し永代で使用することはできるようになっています。